【大学編入】広島大学 工学部 第二類 編入体験記
はじめに
H28年度の広島大学工学部第二類の編入試験を受験しました。
その時の内容を体験記にしようと思います。
試験科目
第二類は、
- 一般(志望理由等)
- 数学
- 英語(TOEICを提出)
- 専門(電磁気・電気回路・情報から1つ選択)
が試験科目となります。私は電磁気を選択しました。
当日の流れ
広島大学の面接はすべて口頭試問です。
試験が始まると、受験番号の若い順から5人区切りで別室へ誘導されます。
そこには試験問題があり、25分間で別途用意されている下書き用紙に答えを書くよう指示されます。
時間が経ったら、下書き用紙のみを持ち、面接官のいる部屋へ誘導されます。
そこでまず2分間で志望理由等を説明します。
その後6分間でそれぞれ数学と専門の答えをホワイトボードに書き、面接官に解説する、といった形式になっています。
普通の大学では解答用紙に答えを書くだけですが、広島大学はなぜ答えがそうなったかを面接官に解説する必要があります。ですので、受験前にそのような練習をしておくと楽にこなせると思います。
一般
まず2分間で「志望理由」と「広島大学でどのような能力を伸ばしていきたいか(年度によって多少変化)」を一気に言います。
面接官が質問してくれるわけではないので、スラスラ言えるように練習するのが良いと思います。
2分を超えると強制的に終了させられるので、1分40秒位で終える内容にするのが無難です。
数学
5,6 年間線形代数からの出題でしたが、H28年度は傾向が大きく変わりました。
ですので幅広くやっておく必要があります。
(a) 上図の三角形 ABC の面積を、r,x,y を用いて表わせ。
この時 r は円の半径である。
(b) 三角形 ABC の面積を x と y にそれぞれ偏微分せよ。
(c) 三角形 ABC の面積が最大となる時の x と y を求めよ。
またこの時の三角形 ABC の面積はいくらか。
専門(電磁気)
半径 a の導線 A,B がある。
(a) x での導線 A のみの電界を求めよ。(x > a)
(b) x での導線 A,B の電界を求めよ。(x > a)
(A,B どちらも考慮して考えるということ)
(c) 導線 A,B の電位差、及び静電容量を求めよ。
但し、この時半径 a は AB 間の距離 d に対して非常に小さいものとする。
英語
TOEICは695点でした。入学後に他の編入生にTOEICの点数を尋ねると、600点あたりの人が多かったので、600点を目安に頑張ればいいと思います。
合否・倍率
合格しました。
定員10名に対し受験者は40名程いたので、倍率は4倍程度かと思います。
受験生に伝えたい、やっておくとイイこと
できるだけ出願申し込みは早く済ませる
広島大学はおそらく出願申し込みの早い人から面接室へ呼ばれます(早めに出した自分が6番だったので)。
番号が呼ばれるまでは控室で全員待機するのですが、その時間中は教科書やテキストなどを開くことはできません!!!(重要)
つまり、40番の人は1~2時間もの間、何もすることなく座っていなければならないのです。それって辛いですよね。
集中力MAXで試験に臨むためにも、早めの出願をオススメします!
TOEICは早いうちから受けて、点数を取っておく
広島大学は英語がTOEIC提出なので、早めからTOEICの勉強をしておくと追い込みの時期にすごく楽になります。
ただし、前年の4月1日以降のスコアのみ有効なので、注意しましょう!
大学、編入説明会などに足を運ぶ
実際に大学に訪問すると、モチベーションアップに繋がるのでオススメです。
また、ZENPENという団体が東京・大阪・九州など各地で編入説明会を開催してくれています。
そこに行けば複数の大学の話を聞けることに加え、実際に編入した先輩に質問をすることができるので、行って損はないと思います。
http://zenpen.wixsite.com/eventsite
まとめ
以上で広島大学編入体験記を終わります。
なにか聞きたいことがあれば、気軽にコメントしてください!